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金時草(加賀野菜)きんじそう

地域:石川県 

 葉の表面は緑色、裏面があざやかな赤紫色の葉。ゆでるとモロヘイヤのようなぬめりがでる。ゆでて酢の物にして食べるのが一般的だが、てんぷらにしてもおいしい。最近では金時草のあざやかな色を、お菓子に使うなど新しい利用法も登場している。
 18世紀に中国から渡来し、当初は熊本市の水前寺で栽培されていたことから、「スイゼンジナ」と名付けられた。
 大正時代、金沢市花園地区の山間部で一株だけ畑に植えたのをきっかけに徐々に栽培が広まり、昭和37(1962)年頃から商品として金沢市場へ出荷されている。以来、金時草を多く栽培しているのは全国的にも金沢だけである。
 金時草は秋に挿し木をして根を出したものを一時貯蔵し、4月に植える。その後50日~60日で随時収穫し、秋頃まで穫ることができる。暑さにとても強く、夏季にはよく繁茂する丈夫な野菜だが、逆に寒さには弱く、冬季は地上部が枯死する。半日日陰で温度差が大きい環境で育つと美しい赤紫色が出る。

金時草(加賀野菜)が旬の時期

金時草(加賀野菜)は、6月下旬~11月中旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

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