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加賀れんこん(加賀野菜)かがれんこん

地域:石川県 

 デンプン質が多く肉厚で、粘りがとても強い。煮物のほか、れんこんをすりおろしてみそ汁にしたり、エビなどの具材と混ぜ合わせて蒸し上げる「はす蒸し」などの郷土料理に使用される。8月下旬から翌年5月下旬まで収穫でき、長期的に出荷できる。
 れんこんは加賀の産物として藩政時代から栽培されており、当時は「地ばす」という品種だった。地ばすは地下1mから掘りあげるのに大変な労力が必要で、短小型で収穫量も少なかったが明治中頃まで栽培されていた。
 明治20(1887)年頃になると、本岡三千冶らがれんこんの新品種導入と改良に力を注いだ。昭和40(1965)年頃に「支那蓮種」から選抜し育成されたのが、現在の品種「支那白花」。支那白花は生長する適温が高く、7月中旬から高温下ですくすく育つ。地ばすに比べて収穫量が多く、耐病性に優れ、浅根性で掘りやすいのが特徴。
 加賀れんこんは明治時代から金沢小坂地区を中心に、河北潟干拓地や津幡町でも生産される。
 もともと、観賞用として栽培されていたので、夏に咲く白い花は清楚な趣がある。

加賀れんこん(加賀野菜)が旬の時期

加賀れんこん(加賀野菜)は、8月下旬~5月下旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

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