かんもち・かきもち
地域:富山県
「かんもち」とは「寒餅」と書くように、ついた餅を極寒の時期に自然乾燥させたもので、もともと農村で保存用に作られ、重宝なおやつとして焼いて食べられてきた。立山町では食の伝承グループ「食彩工房たてやま」によって昔ながらの手作りで、寒の入りの1月上旬より、寒明けの2月上旬にかけて、かんもちづくりが行われる。海沿いではしめった風の影響をうけてしまうが、山間の立山町ではその心配もない。
まず、地元産「新大正餅米」を100%使って餅をつく。ついた餅に空気が入らないようこねた後、木型に入れてねかせ、硬くなったところで厚み程度4~5mm程度に機械で切っていく。あまり厚いと焼いたときに芯が残ったり、薄すぎるともちが割れてしまう。切ったもちを、一枚一枚、丁寧に紐で編み吊していく。あとは、屋内の乾燥場で自然乾燥させるのだが、風通しなど湿気管理に気配りしながら干しあげていく。クチナシやヨモギ、黒米、黒砂糖などの天然色素によって色づけされており、黄、緑、桃色など仕上がりは色鮮やか。
場所によっては「かんもち」と同じものを「かきもち」「こり(凍)もち」とも言う。南砺市福光の特産品「かきやま」も、原点にはこの「かんもち」があるものと考えられる。米菓として全国に人気の「かきやま」も、富山県産の良質なもち米が原料。味つけに化学調味料などは一切使われず、もち米特有の芳ばしい香りと、さくさくとした歯ごたえが、なにより特長的。豆、ごま、昆布、のり巻きなど種類も豊富である。
まず、地元産「新大正餅米」を100%使って餅をつく。ついた餅に空気が入らないようこねた後、木型に入れてねかせ、硬くなったところで厚み程度4~5mm程度に機械で切っていく。あまり厚いと焼いたときに芯が残ったり、薄すぎるともちが割れてしまう。切ったもちを、一枚一枚、丁寧に紐で編み吊していく。あとは、屋内の乾燥場で自然乾燥させるのだが、風通しなど湿気管理に気配りしながら干しあげていく。クチナシやヨモギ、黒米、黒砂糖などの天然色素によって色づけされており、黄、緑、桃色など仕上がりは色鮮やか。
場所によっては「かんもち」と同じものを「かきもち」「こり(凍)もち」とも言う。南砺市福光の特産品「かきやま」も、原点にはこの「かんもち」があるものと考えられる。米菓として全国に人気の「かきやま」も、富山県産の良質なもち米が原料。味つけに化学調味料などは一切使われず、もち米特有の芳ばしい香りと、さくさくとした歯ごたえが、なにより特長的。豆、ごま、昆布、のり巻きなど種類も豊富である。
かんもち・かきもちが旬の時期
かんもち・かきもちは、1月上旬~2月上旬が旬の時期です。
※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。
お問い合わせ
食彩工房たてやま 0764-63-5700