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鯛の唐蒸したいのからむし

地域:石川県 

 「鯛の唐蒸し」は金沢の郷土料理のひとつで、二匹の鯛の腹に卯の花(おから)を詰めて大皿に並べたもの。婚礼に際して供されるおめでたい料理で、「にらみ鯛」や「鶴亀鯛」と呼ばれることもある。嫁入り道具とともに花嫁が持参する鯛を、婿側が調理して招待客にふるまうのがならわしである。
 子宝に恵まれるように、銀杏・百合根・麻の実・きくらげ・人参・蓮根などを入れた卯の花を鯛の腹一杯に詰め、雌雄二匹の鯛を腹合せにして並べる。鯛を開く際に切腹を連想させ縁起が悪いとされる腹開きではなく背開きにする点に、加賀藩の武家文化が色濃く影響していると言うことができる。
 「唐蒸し」の由来は、長崎を訪れた加賀藩の留学生が中国料理風の鯛のけんちん蒸しの調理法を持ち帰ったことが発祥といわれている。

鯛の唐蒸しが旬の時期

通年。

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