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らっきょう

地域:富山県

 富山市細入・大沢野地区(旧細入村・大沢野町)で栽培されているラッキョウは、佐々成政が富山城主の時に球根を植えたのが始まりと伝わる。昭和10(1935)年ごろの最盛期には県外に出荷するほどに。その後は後継者不足などにより徐々に栽培面積が減少。現在は、細入・大沢野の特産品として、二十数人の生産者によって栽培が続けられている。
 ラッキョウの品種はあまりなく、「玉らっきょう」「八房」「らくだ」など数種で、この地区のラッキョウは「らくだ」系と呼ばれる系統。ラッキョウは地中で育つので、冬場、風雪など天候の影響を受けにくく、積雪の多いこの地方では、2m近くの積雪と厳冬に耐え、シャキシャキとした歯切れのよい大粒のラッキョウに育つ。産地では土付きの生ラッキョウの出荷のほか、甘酢漬け、たまり漬け、ワイン漬けなどの加工品を販売している。
 毎年、収穫時期の7月には「らっきょう祭り」が開催される。祭りでは、ラッキョウ掘り体験ができるほか、生ラッキョウ、ラッキョウ加工品が販売され、特産品のラッキョウを買い求めにやってくる県内外からの大勢の人々で賑わう。

らっきょうが旬の時期

らっきょうは、7月上旬~7月下旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

お問い合わせ

JAあおば大沢野営農経済センター 076-467-2322 

JAあおば大沢野「みのり館」 076-467-2322

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