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加積りんごかづみりんご

地域:富山県

 魚津市でリンゴの栽培が始まったのは明治38(1905)年で、今日に至るまで100年以上の歴史がある。本場の青森に比べると生産量にしてわずか300分の1ほどにしかならない富山県だが、そのほとんどが魚津市で栽培される「加積りんご」と呼ばれるもので、糖度が高く甘いりんごとして人気が高い。
 魚津市はリンゴの生産地として比較的南に位置しており、それがおいしいリンゴが育つ理由のひとつになっている。寒い地方では実の凍結を避けるため、比較的早めに収穫せざるを得ないところ、ここでは限界まで完熟を待って収穫するため、糖度の高い甘くておいしいリンゴになる。また、無袋栽培という果実には袋をかけない方法がとられているので、太陽の光をたっぷり受けて育つため、さらに甘味が加わる。
 完熟リンゴ特有の甘さに加え、果汁が多く、歯ざわりも良い加積りんごだが、富山県内のスーパーではあまり見かけることがない。ほとんどが農家での直売で、扱っているお店はごく一部のみ。品種はふじが中心で、11月中旬~12月中旬に吉島・六郎丸・相木地区など約50軒の農家の庭先で販売される。

加積りんごが旬の時期

加積りんごは、11月中旬~12月中旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

お問い合わせ

加積りんご組合(事務局 JAうおづ営農経済センター) 0765-24-9923

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