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ベニズワイガニ

地域:富山県

 ベニズワイガニ日本海全域と東北地方の太平洋岸沖に分布しており、水深30m以深の泥の海底にすむ深海性の朱色の美しいカニ。ズワイガニと同じクモガニ科だが種類は別。ズワイガニよりも深海にすみ、赤みが強いことや甲羅の一番幅が広い部分には1本のトゲがあることで区別ができる。
 このベニズワイガニは、水分をやや多く含むためズワイガニと比べると身入りが若干少なく感じられる。
 ところがベニズワイガニはとても鮮度に左右されるため、獲れたて茹でたてを食べるとその印象は大きく変わる。鮮度の良いものが手に入る地元では安くてしかもおいしく、おすすめのカニなのだ。
 最近ではベニズワイガニのおいしさをまずは地元の子どもたちに知ってもらおうと、新湊漁協が提供して県内の一部の小学校では給食に一人一杯ずつ出される。また同漁協では上物のベニズワイガニの足には赤色のタグを付けて出荷するなど、おいしさをアピールしている。
 ベニズワイガニは、籠(かご)で捕獲され、水揚げのピークは12月から1月。現在は資源保護の目的で6~8月は禁漁期間で、それ以外でも9cm以下のオスとすべてのメスは漁獲できない。
 料理法としては茹でカニ以外、味噌汁や鍋で食すのが一般的である。

ベニズワイガニが旬の時期

ベニズワイガニは、9月上旬~5月下旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

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