甘エビあまえび
山陰以北の日本海と北海道周辺に生息する「甘エビ」。標準和名を「ホッコクアカエビ」といい、タラバエビ科タラバエビ属に分類される。地域により、南蛮エビ(新潟)、赤エビ(山形)等いくつかの呼び名があるが、北陸では甘エビが通称である。
年間を通して水温の低い海域の深海(水深約200mから約700m)に生息し、北陸では、えび篭漁や底びき網漁で水揚げされている。一年を通して獲れるが、養殖が困難な貴重な水産資源であることから、日本海に面する各県が協力して資源保護対策が行われている。
甘えびの成長は面白く、孵化後3才でオスとして成熟し、5才前後でメスに転換するという不思議な生態を持つ。オス、メス関係なく晩秋~冬の時期が旬となるが、この頃、体長15cm程に成長し、灰緑色の卵を抱えたメスは一際美味しく、珍重される。
味は名のとおり、とろけるような甘みが特長で、甘みの成分となるアミノ酸類が多く含まれる。高タンパク、そして成人病予防の成分として期待が寄せられるタウリンも豊富で、栄養面からみても貴重な食材だ。
北陸では、一尾まるごと、また、刺身や寿司となり店頭に並ぶ。一般的に、甘くてぷりっとした食感を楽しむため生で食べられることが多いが、近年、料理界をはじめ、家庭料理でも様々な食べ方が試されている。
年間を通して水温の低い海域の深海(水深約200mから約700m)に生息し、北陸では、えび篭漁や底びき網漁で水揚げされている。一年を通して獲れるが、養殖が困難な貴重な水産資源であることから、日本海に面する各県が協力して資源保護対策が行われている。
甘えびの成長は面白く、孵化後3才でオスとして成熟し、5才前後でメスに転換するという不思議な生態を持つ。オス、メス関係なく晩秋~冬の時期が旬となるが、この頃、体長15cm程に成長し、灰緑色の卵を抱えたメスは一際美味しく、珍重される。
味は名のとおり、とろけるような甘みが特長で、甘みの成分となるアミノ酸類が多く含まれる。高タンパク、そして成人病予防の成分として期待が寄せられるタウリンも豊富で、栄養面からみても貴重な食材だ。
北陸では、一尾まるごと、また、刺身や寿司となり店頭に並ぶ。一般的に、甘くてぷりっとした食感を楽しむため生で食べられることが多いが、近年、料理界をはじめ、家庭料理でも様々な食べ方が試されている。
甘エビが旬の時期
甘エビは、9月上旬~2月下旬が旬の時期です。
※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。