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水ようかんみずようかん

地域:福井県 

 戦前から雪国福井のふるさとの味として、特に冬場に親しまれてきたのが福井独特の「水ようかん」。
 小豆餡、寒天、ざらめ、黒砂糖を程よく調合してつくられ、特に黒砂糖の風味がほんのりと香ばしい。水ようかんというと夏の冷菓と思われがちだが、福井では冬に暖かい部屋でこたつに入って、冷やした水ようかんを食べるのが好まれる。。
 福井の水ようかんは他の地方のそれに比べ、おしなべて柔らかくみずみずしく、しかも保存料などの添加物は一切使用していない。それゆえに気温が低く傷みにくい冬場が旬になったといわれている。年末に故郷へ帰る見習いたちに親方があずきを持たせ、それでようかんをつくったのが起源という説もある。。
 この水ようかんは福井県内の地域により、呼び方や材料がいくらか異なる。一般的に福井県の嶺北地方のものは水分が多くをつるんとしているが、「でっちようかん」と呼ぶ嶺南地方のものは黒砂糖を使わず、少し固めでしっかりとした食感があるのが特徴である。

水ようかんが旬の時期

水ようかんは、12月上旬~3月下旬が旬の時期です。

※カレンダーは、北陸で一般的によく食べられる時期の目安です。その年によって食べられる時期が変わる場合があります。

お問い合わせ

福井県菓子工業組合 0776-22-0834

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