たけのこプロフィール
たけのこの歴史
たけのこの記述は「古事記」にも見られ、古くから食べられていたようです(古事記の記述は真竹(まだけ)と言われています)。 現在流通しているタケノコは、主に孟宗竹(もうそうちく)と呼ばれる中国原産のものです。 江戸中期、島津家第21代藩主島津吉貴公が琉球から持ち帰り、藩邸に植えたのが始まりとされています。
たけのこの栄養素
【主な栄養成分】 チロシン・アスパラギン酸・食物繊維・カリウム
低カロリー・食べごたえがあるのでダイエット向きの食品です。植物繊維が豊富なので、便秘や大腸ガンの予防に効果があります。またカリウムも豊富に含まれているので、むくみや高血圧に効果があります。
筍(たけのこ)の種類
温暖な地域に多く生え、日本には約150種(学説によって異なる)あるといわれています。そのうち食用にされているものは、孟宗竹・淡竹・真竹など、ほんの数種類です。
種類 | 産地 | 旬 | 見た目・味 |
---|---|---|---|
孟宗竹(もうそうちく) | 九州・四国から東北南部。特に京都産が有名 | 3月 |
皮には茶色の毛が生えている。 大型で肉厚、身は白く柔らかい。えぐみは少ない方で、甘味を含んだ独特のうまみと歯ごたえがある。 |
淡竹(はちく) | 九州や関西地方から北海道南部まで | 4月下旬 ~6月 |
皮の色は赤紫で先端が淡い緑色。 身は薄くアクが少なくて味が淡白。 |
真竹(まだけ) | 関西。特に京都に多い | 4月下旬 ~6月上旬 |
細めの筍で、皮にうぶ毛が無く、黒い斑点がある。 身はやや硬め。アクが強めで苦みがあるが、歯ごたえがあって味が良い。 |
根曲がり竹(ねまがりたけ)(千島笹(ちしまざさ)) | 東北、北海道など | 5月下旬 ~6月 |
太さは1~2cm、丈は5~15cmほど。小型で細い。 白くて独特の風味と歯ごたえがあり、山菜として出されることも多い。 |
寒山竹(かんざんちく)(大名竹(大明竹)) | 関西地方以西。主に九州南部 | 7月 ~8月上旬 |
皮の色は黄色または黒紫色。 孟宗竹よりもおいしいとされる。 |
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