富山県の札所(第23~第33)~北陸の三十三ヶ所観音霊場巡り
札所番号/札所名 | 住所 | 電話番号 | 紹介コメント |
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第23/上日寺 | 氷見市朝日本町16-8 | (0766)72-0341 | 創建は白鳳10年(681)。かつて日の出遥拝の聖地として朝日山上日寺と名付けられ、日見=氷見の地名の由来ともなったとされる氷見市最古の古刹。上日寺は別名「銀杏精舎」といい、本坊の前には樹齢1300年の大イチョウ(国天然)がそびえる。高さ35メートル、幹まわり12メートルに及ぶ日本最大最古の銀杏樹である。 |
第24/国泰寺 | 高岡市太田184 | (0766)44-0610 | いわゆる虚無僧として尺八を吹き諸国を巡る普化宗は明治初年、臨済宗に合併された。臨済宗国泰寺派の総本山である国泰寺では6月の開山忌にて尺八の大合唱が催される。寺の背後にある二上山の見晴台から望む立山連峰と能登半島は絶景だ。 |
第25/蓮華寺 | 高岡市蓮花寺86 | (0766)23-0502 | 本尊の木造十一面観世音菩薩は33年に一度しか開扉されない秘仏だが、全国的に最も古い形式の銑鉢、源頼朝の分骨塔と伝わる北陸最大最古の宝筐印塔など見所は尽きない。 |
第26/観音寺 | 小矢部市観音町1-9 | (0766)67-0478 | 創建は白鳳7年。法道上人の開基と伝えられる。もとは砺波郡五社村にあったが、天正年間、大震災のために崩壊した木舟城の城主・前田利秀が石動に新城を築いたのを機に当地に移った。近くに倶梨伽羅峠、宮島峡がある。本尊の聖観世音像は鎌倉時代の作と見られる。 |
第27/安居寺 | 南砺市安居4941 | (0763)22-2462 | 「越中一国巡礼」第一番札所。藩政時代は加賀藩の祈願所でもあった。寺の周囲には散居村と呼ばれる家々が屋敷林に囲まれて建ち並ぶ。「やっすいの観音さん」という異名をもつ古刹だ。 |
第28/千光寺 | 砺波市芹谷1111 | (0763)37-0072 | 千光寺のそばには古戦場、栴壇野(せんだんの)がある。戦国時代、この一帯はしばしば越後勢の攻勢を受け、戦火が絶えなかった。上杉謙信が千光寺で戦勝祈願をした折、奉納された名刀はその歴史のよすがと言えよう。 |
第29/常楽寺 | 富山市婦中町千里6522 | (076)469-5277 | 富山県名水50選に指定された霊水(加持水)が有名だ。境内にある井戸の水面は夏ともなると金粉をまぶしたようなヒカリモが神秘的な光を放つという。観音堂に安置された聖観世音菩薩と十一面観世音菩薩(ともに国重文)も見落とせまい。 |
第30/海禅寺 | 富山市四方西岩瀬定籍 | (076)435-0250 | 創建は大宝元年(701)。稲荷明神のお告げによって、打出の海岸から引き上げた黄金の釈迦像を祀ったのが始まりとされている。本尊の聖観世音菩薩立像(県指定文化財)は戦乱の時、水中に隠したの言い伝えが残されている。 |
第31/正源寺 | 富山市西番808 | (076)421-0331 | 明治時代に訪れたオランダ人技師をして「これは川ではない、滝だ」と言わしめた常願寺川は過去、百回以上もの洪水を記録した暴れ川で、その左岸に建つ正源寺は古くから氾濫防止の祈願寺でもあった。本堂の天井にある水除け竜の墨絵は鳴竜と呼ばれ、正源寺は「鳴き竜の寺」として近辺の者に親しまれている。 |
第32/十三寺 | 下新川郡入善町舟見1498 | (0765)78-1080 | 十三寺には千手観音、聖観音、馬頭観音の三体の秘仏がある。本尊の千手観音は十一面四十二臂で京都・清水寺と同じ様式の仏像。清水寺信仰が越中に及んでいたことを示す貴重なものだ。聖観音、馬頭観音とともに鎌倉初期の作といわれている。 |
第33/護国寺 | 下新川郡朝日町境1558 | (0765)83-3157 | 日本海を望む高台にあり、大同4年(809)に弘法大師によって創建されたと伝えられる。室町時代の中頃、蒙覚上人により、五大明王を本尊として再興された。回遊式庭園では、4月~6月にかけてシャクナゲやツツジ、サツキといった色とりどりの花が楽しめる。 |
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