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バタバタ茶ばたばたちゃ

地域:富山県

 バタバタ茶は、室町時代に、真宗本願寺第八世蓮如上人が越中布教のおり、朝日町蛭谷ですでに飲まれていた黒茶を利用したと推定されるほど昔から飲まれていた。
 飲み方は、やかん茶釜などで煮出した黒茶の汁を五郎八(ごろはち)と呼ばれる茶碗(笹川焼・赤川焼)に入れ、二本合わせの茶せんを振りたて泡立てて飲む。その様子が「バタバタ」していることからバタバタ茶と呼ばれるようになったといわれる。泡立てることで茶の味はまろやかになる。一見、簡単そうに見えるが、慣れない人がするとあまりおいしくならない。
 慶事や仏事があると茶をわかし隣近所を呼び集めてこの茶会を開くのが蛭谷地区の慣わしである。五郎八茶碗とすす竹を2本合わせて作った「めおと茶せん」を手にみんなが集まる。茶せんをバタバタと忙しく動かし、一服しながら世間話や情報交換をする。特に作法なども無い気楽な茶会である。
 普通はこの「お呼ばれ」でないと飲めないバタバタ茶だが、朝日町歴史公園など観光客に振る舞っているところもある。
 バタバタ茶に使う黒茶は日本では珍しい発酵茶で、その製造は朝日町では途絶えていたが、これを町の特産品にしようと、平成元(1989)年から旧小杉町(射水市)の製造業者に技術を教わって、茶作りを再開させた。最近では缶入りのバタバタ茶もある。

バタバタ茶が旬の時期

通年。

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