氷室について
氷室について金沢に伝わる逸話とは
藩政時代に旧六月朔日を「氷室の朔日」と呼び、毎年冬の間(大寒の雪)に白山山系に降った雪を氷室に貯蔵し、六月朔日になるとこの雪を「白山氷」と名付け、桐の二重長持ちに入れて江戸の徳川将軍へ献上といわれている。
五代藩主綱紀公の頃、金沢市近郊や市内に多く氷室が設けられ、町民も氷を食することが許されたが、夏の氷は貴重品で主に目上の人への贈答品などに使われ、庶民が食することはほとんどなかった。それで氷の代わりに麦で作った「氷室饅頭」を食べて無病息災を願う習慣が生まれ、今日まで受け継がれている。
体験報告
氷室雪詰め
日時 | 1月29日 | 場所 | 湯涌温泉 玉泉湖 |
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氷室小屋(間口2m、奥行6m、深さ2.5m、容積30m2 )に地元住民や金沢市民、観光客の手で周辺の雪を詰めて、中にいる人が踏み固めて天然氷を作る。
当時は、食用に用いたり、魚市場等で、夏期魚の貯蔵や輸送に利用した。
氷室開き
日時 | 6月24日 | 場所 | 湯涌温泉 玉泉湖 |
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湯涌観光協会会長の方が、私たちのために「氷室の氷を別にとっておいた」とわざわざ声をかけてくださり、改めて様々な方々に協力をして頂いているんだなと実感しました。
しかし、氷室の氷は不純物が多いためか外気に触れているだけでも非常に早い速度で溶けていったので、それに対する対応策を考えなくてはいけないと思いました。