深田久弥の山の文化館
撮影者 |
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撮影場所 |
石川県加賀市大聖寺番場町18番地   深田久弥 山の文化館 |
登録日 |
2007/06/27 |
撮影日 |
2007/06/25 |
閲覧数 |
2515 |
現在は深田久弥の山の文化館として使用されていますが、明治26年に山田長作が起業。明治43年には出機(だしはた)130台を抱える大会社に成長した「山長 織物会社」の建物であった。昭和50年半ばに工場を移転し平成10年まで住居として利用されていた。平成11年に加賀市が工場跡地を購入し、樹齢650年と言われる銀杏の古木とともにこの由緒ある建物を後世に残すこととなった。事務所は木造二階建て、外壁をイギリス下見板張とした洋風建築で開口部を大きくとっている点に特徴がある。事務所の東側に位置する石蔵は生糸の保管庫で木骨石造の二階建て、門は切妻造の腕木門となっている。登録有形文化財指定で、明治期から残る織物会社の建造物としては加賀市唯一のものであり「山長」の建物は今も地域の人々に親しまれている。