石川県立自然史資料館
太古から続く自然の記憶を体感
金沢市の郊外に位置する石川県自然史資料館は、化石、岩石、動物や植物の標本など、石川県の自然史に関わる貴重な資料を展示しています。
「自然の資料館なんてどこも一緒じゃないの?」と侮るなかれ。
石川の豊かな自然の中でしか見られない希少な生物や、絶滅してしまった動物など、石川県立自然史資料館ならではの貴重な標本が数多く展示されています。
館内では見せ方も工夫されています。壁だけでなく床や天井を広く使った資料展示や、学校の理科室のような部屋で物理法則を学ぶコーナーなど、資料の観察に熱中できる場が整えられています。
そんな空間づくりに力を入れた石川県立自然史資料館を、360度カメラによる写真とともに紹介します。
エントランス・ロビー
エントランス・ロビーでは石川県の鳥「イヌワシ」のはく製や、旧制四高(現金沢大学)で使われていた「ゾウ」「ウマ」の骨格標本が展示され、来館者を出迎えます。
自然たんけん広場
自然たんけん広場では、石川県ならではの自然を標本や映像、データを通して紹介します。顕微鏡を使って岩石の組織を観察できるコーナーや、実際に触れる骨格標本など、ユニークな展示を体験することができます。
物理たいけん教室
昔懐かしい理科室のような空間。ジャイロ効果を利用した玩具「地球ゴマ」や力学の仕組みがよく分かる「衝突球(ニュートンのゆりかご)」などを実際に触って、本を読んだだけではイメージしにくい物理の法則を体感します。
また、明治から昭和初期に製造され、旧制四高(現金沢大学)で使われていた貴重な実験・測量器具も展示されています。
石川県立自然史資料館では、自然史(動物・植物・地学分野)に関する企画展や特別展に加え、さまざまな動物・植物・化石などに触れられるイベントも定期的に開催しています。
詳しくはイベントピックアップ、もしくは資料館までお問い合わせください。