ホーム > 知られざる北陸の食 > 北陸の和菓子 > 加賀落雁

加賀落雁かがらくがん

地域:石川県 

 和三盆糖と呼ばれる高級の砂糖を、落雁粉(蒸したもち米を乾燥させて細かく砕いたもの)や水あめなどと合わせ、様々な形にして固めた干菓子。日本最古の菓子のひとつといわれる。
 四角くシンプルな形から、もみじやツバキ、梅、蝶、紅柄(べんがら)格子、扇などをかたどった落雁もある。近年ではココアなど西洋菓子の材料を混ぜたものも登場している。
 「落雁」という名称は、後小松天皇の在位時の1400年前後、本願寺五世の綽如(しゃくにょ)が北陸を回った際につけられたとされる。綽如は白い干菓子の上に黒ゴマがまかれたさまが、雪の上に雁がとまった風景に似ているとして「落雁」と名づけたという。
 また、ようかんや〝すはま〟、粒あんなどを落雁ではさんだ菓子も創作している菓子店もある。

加賀落雁が旬の時期

通年。

関連情報

ページの先頭へ