

写真提供:とやま観光ナビ
富山県南砺市利賀村。住所に市と村が共存する面白いところだが、この温泉がある風景はまぎれもなく「村」である。利賀村は国際交流が盛んなところであり、そのせいだろうか、施設の名前もインドの旧名である。宿泊がメインだが、立ち寄り湯もできる。
木と石をふんだんに使った天井の高い内湯もすてきだが、のどかな里山の風景を望みながら浸かれる露天風呂が気持ちいい。
| 泉質 | アルカリ性単純温泉 |
|---|---|
| 効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、うちみ、冷え性、疲労回復、健康増進など。美肌効果が高く「美人の湯」とも言われる。 |
| 入浴料 | 大人600円 小中学生300円 |
| 営業時間 | 10時〜21時 |
| 休館日 | 毎週水曜日(祝日の場合は営業) |
| 近くの観光地 | 利賀村・そばの郷・瞑想の郷 |
| 住所 | 富山県南砺市利賀村上百瀬482 |
| お問い合わせ | 0763(68)8400 ホームページ |
※自然人24号より転載
Dr.若井の温泉レビュー ※記載内容は取材時のものです。
富山県南砺市利賀村。住所標記で市の中に村があるのが未だにどうも違和感がありますが、逆に言えば、この風景の場所を「市」と呼ぶのはもっと違和感があります。
県南部の産地にあり、五箇山に数えられる5つの谷間のひとつで、高速道路や県境を越える国道がないため、この村に用が人はめったに来ない、県内でも秘境ムードの漂う「村」です。
でも、それだけじゃありません。ここは、そばを通じてネパールのツクツエ村と国際交流を行ったり、国際演劇祭が開かれる劇場があったりとインターナショナルなところでもあります。
そんな利賀村にある温泉は名前もユニーク。「天竺(てんじく)温泉の郷」といいます。
天竺とはインドの旧名で、言わずと知れた、西遊記で三蔵法師が目指したとされる国。
何でそんな名前がついたのか、ホームページをみてもはっきりしませんが、この村の雰囲気にはなぜかぴたりとはまるから不思議。
そういえば、この村にある別の施設、「瞑想の郷」で働くネパールからの留学生に聞いたら、この辺りの森の佇まいがネパールに似ているとか。
「ネパールこそが三蔵法師の目指した天竺であった」という話もあるそうですから、なんとなく納得。
さて、とてもグローバルな名前の温泉ですが、三蔵法師が持ち帰った経典のように、心にやすらぎをもたらしてくれる、そんな風景の露天風呂があります。
岩風呂風風で気もふんだんに使い、天井が高い内湯も良いですが、やはりのどかな里山の風景を望む露天風呂が気持ちいい。湯に浸かったり、デッキチェアに座って風景を楽しんだり、半身浴で風に吹かれてみたり……。思い思いにこのロケーションに身を投じることができる、そんな露天風呂がここの一番の魅力です。
雪深い土地だけに、冬は豪快な雪見の露天風呂も楽しめますね。
すぐ近くにある「スノーバレー利賀」の1日リフト券を購入すると、当日のみこの温泉に無料で入浴ができます。
また、2月9〜11日には「南砺利賀そば祭り」がこれもすぐ近くの利賀国際キャンプ場の特設会場で盛大に行われます。
雪深い利賀村の冬は、思いのほか熱いですヨ。
(若井)
※情報内容は変更されることがあります。おでかけの前に施設へご確認ください。
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