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疲れも吹き飛ぶ 石川県の日帰り温泉ガイド

山代温泉 新総湯

泉質 ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)と
単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)の混合泉
効能 神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
入浴料 大人420円 6歳以上12歳未満130円 3歳以上50円 3歳未満無料
※山代温泉総湯共通料金、回数券、定期券、他割引あり
営業時間 6:00~22:00(年始変更あり)
休館日 第4水曜日午前中 ※午後から通常営業
近くの観光地 山代温泉、山中温泉、魯山人寓居跡 いろは草庵
住所 石川県加賀市山代温泉万松園通2-1
お問い合わせ 0761(76)0144 ホームページ

Dr.若井の温泉レビュー ※記載内容は取材時のものです。

名湯の薫りと格調を感じさせてくれる山代温泉新総湯

 以前にも書きましたが、石川県では温泉の共同浴場のことを「総湯」と呼ぶところが多く、和倉、湯涌、白峰、粟津、片山津、山代、山中などが良く知られています。

 老朽化など、ここ10年くらいで新しく建て替えられたものも多いです(和倉温泉は来春オープン予定で現在全面改装中)。
 でも、建物がきれいになった分、入浴料がえらく高くなったところやお湯が循環式に変わったり、モダンだけど風情がなくなったり、まあ、共同浴場だから仕方ないことなのか、まるで温水プールに来たような気にさせるほど「塩素臭」がプンプン漂っていたり、全部が全部じゃないし、「どこが」とも書けませんが(汗)、どうもがっかりさせられるところの方が多いような気がしています。

 山代温泉の総湯が新しくなったことは知っておりましたが、そんな思いもあって、なかなか足が向きませんでした。でも、ここにある温玉ソフトが「見た目はありえないけど、食べたら絶品!」といううわさを聞き、その「ありえない見た目」見て食べてみたくなり、出かけてきました。

 最近はカーナビやスマートフォンのナビがあるため、道に迷うということはあまりなくなりました。でも、我が愛車にはカーナビがついておらず、スマートフォンも持っていないので、思いっきり道に迷いました。
 山代温泉の温泉街を3周ほどして、ようやく温泉街の案内看板を見つけて、それでアテをつけてようやくたどり着くことができました。道すがら温泉街をくまなく見ることができましたが、低料金のチェーンホテルがびっくりするくらい増えたなぁと感じました。
 まあ、その分か、ちょっと前よりは活気が戻ってきたような気もしました。

 駐車場から総湯まで、少し歩きますが、駐車場が広いので助かります。県内のほかの総湯や山代温泉の前の総湯もそうだったと記憶していますが、駐車場が少なく、満車で車を止めるのに難渋した経験がよみがえって、「行く気が失せる」なんてこともあります。それに比べれば多少歩くくらい全く気になりません。途中に薬王院温泉寺があったり、しっと りと温泉街の散歩ができてむしろ好都合といえます。

 新総湯は、数寄屋造り風の外観で、とても立派な門があるなと思ったら、この地にあった老舗旅館の門を再利用したのだとか。木を基調にした館内はとっても明るくて居心地がいい。

 脱衣所には、町内の出来事などを張り出した掲示板が以前の総湯と同じようにあって、地域の社交場としての顔も健在です。

 2つの浴槽が配された浴場は、天井が高くて気持ちが良い。浴槽の1つ、窓側にある方はお湯の温度が熱くしかも深くなっています。また、湯桶は木製のものを備え付け、高い天井にこだまする「カコーン」という音がまたいい。その辺に昔ながらの総湯へのこだわりが感じられますね。

 お湯はかけ流しではありませんが、加水はしていないといい、心配だった「塩素臭」もほとんど感じられませんでした。お湯自体の力強さも感じられます。

 がっかりさせられる総湯が多いと書きましたが、ここは違いました。お湯もいいし、建物には品があって、名湯、山代温泉の顔にふさわしいと思います。 「誰もが快適に利用できる総湯」をコンセプトにしているそうですが、たとえば持参した風呂道具入れを置くための台が、要所要所にあったり、使う立場に立った造りが心憎いくらいひしひしと感じられます。

 ほんと、いいお風呂でした。

 ああ、そうそう、肝心の温玉ソフトですが、注文して渡された時、確かにちょっとたじろぐ見た目でした。簡単に言うと、カップに入ったソフトクリームの上に半熟の温泉卵がトッピングされていて、さらにその上に醤油がかかっているんです(ま、想像されたとおりのあんまり美しくはないビジュアルです)。

 これをスプーンでぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べるんですが、これが山代温泉の新総湯以上に、いい意味で期待を裏切ってくれました。

 湯上りはビール!という人が多いのでしょうが、アルコールに弱い私は温泉玉子の方がうれしい。売店には普通の白い温泉玉子のほか赤い温泉玉子もあり、少し高いけどその分濃厚な味わいだとか。赤は売り切れることも多いそうなので、見かけたらぜひゲットを!注文すれば赤い玉子の温玉ソフトもOKだとか(追加料金あり)。

 ところでこの秋、旧総湯の跡地に明治時代の総湯を復元した「古総湯」もオープンしました。
 こっちは原点に戻って源泉かけ流しで、シャワーも無しで石鹸も使っちゃだめというユニークなもの。こういうこだわりが温泉好きにはたまりません。ぜひまた、行ってみようと思います。

(2010年10月 若井)

※情報内容は変更されることがありますので、おでかけの前にご確認ください。

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